12月に入ってからどうにも調子が悪い。
数年前から時折起きていた現象で、唐突にお腹と背中に激痛が走る。
一度救急で診察された時は急性胃炎と診断され、痛み止めを服用することで
落ち着いていたので、以後発症しても「またか・・・」と程度で放置していた。
12月の第一週~二週にかけて「またか・・・」と発症。
今回はこれまでと異なり、3日置きくらいのサイクルであった。
食べたものも胃に貯まり消化されていない感じで、お腹が常時突っ張り、尿の色も褐色。
これは異常だと、13日は仕事を休んで近所の病院へ。
第一声は胃潰瘍の疑いアリ。
確かに胃潰瘍と症状は酷似していた。
念のため胃カメラで調べる必要があるとのことで、設備のある病院を紹介して貰う。
紹介して貰った病院で検査(鼻からの内視鏡)して貰うと、胃潰瘍ではなく胆嚢に問題が
ありそうと告げられ、更に精密検査が可能な大病院を紹介して貰うことに。
曰く、胆嚢が炎症し胃を圧迫しているらしい。
大病院の内科に行くや、レントゲン・MRI、その他諸々の検査の嵐。
ふと内科医師に目を親指でぐっと広げられると、「・・・黄疸」の一言。
気付かなかったが、眼球がまっ黄色に濁っていた様だ。
医「仕事は何をされてますか?」
自「底辺SE!」
医「仕事してる場合じゃないですね!」
自「?」
医「はいはい、緊急入院ね!」
自「ぇ?」
医「あーそれと、入院中は絶食治療するからな!」
自「!?」
医「水とお茶以外は点滴な?」
自「oh...」
思ったより酷い事体だったようで、当日から緊急入院することに。
当初の予定では入院期間は2週間と告げられる。
早速24時間体制の点滴をセットされ、病人の完成。
以後幾度となく検査の日々が続くも、能天気に過ごしていた。
そうこうしているうちに検査結果が判明。
病名:胆嚢・胆嚢結石 / 胆嚢・胆管炎 / 肝機能障害
要約すると胆管に石が詰まり炎症を起こしている。
これが痛み(発作)の原因であり、除去する必要がある。
同時に胆嚢にも大小様々な石がたんまり格納されており、
放置しているといつ転がり落ちてくるか分からない。
よって、胆管の石を除去した後、胆嚢の摘出が必要と。
肝機能障害はそれらの影響で発症している模様。
19日に内視鏡的逆行性胆管造影・切石術
術後、回診に来た優しそうな副院長からにっこり一言。
副「(病院に)来るのが遅かったら死んでたよ」
曰く、ばい菌が繁殖し胆汁が真っ黒であったと。
生死の自覚など微塵も無い状況だったため青天の霹靂。
黄疸は結石を除去すれば自然と治るとのことだったので外科手術の話に。
通例では諸所の都合で一ヶ月程度間が空くらしいが、年末なのかキャンセルが
入ったらしく、続けて外科手術に条件付で移行できるとのことであった。
条件は期日までに全身麻酔に影響のある採血結果の数値(黄疸関連)の低下。
スムーズに移行して欲しかったのでひたすらお祈り。
ギリギリGOサインを出せる状態になったらしく
27日に腹腔鏡下胆嚢摘出術
術後に高熱も併発したため2-3日は激痛と共に意識朦朧状態が続く。
腹圧が掛かる動作はすべて激痛が伴った。
・ベッドから起きようとする
・ベッドで横になろうとする
・仰向け以外の寝方をしようとする
・息を吸う(会話は特に)
・咳やげっぷをする
・前傾姿勢になる
麻酔が切れた術後からが本番だった。
そんなこんなで12/13~1/5まで入院し、本日退院で現在に至る。
退院後も一週間程度の自宅療養となるため、遅いお正月を堪能中。
入院前はkindleでブラよろを読みながら、自分には縁のないものだと漠然と
思っていたが、人間ドックとか定期健診は重要だなと思わされた。
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