2014年2月23日日曜日

Redmine on TS-220 (1) 構成

仕事ではGitを使う場面が多くなり、スクラム開発も絡めてRedmineを検討していたところ
ALMiniumが条件に合っていたので採用した。
ディストリビューションが制限されるのが難点ではあるが、お手軽さは魅力である。

一方、自宅のNAS(QNAP TS-220)にも同様な環境が構築できないものかと
悪戦苦闘したので忘備録として残しておく。

いわゆる組込みLinuxであり、/以下の基本部分はすべてRAMに乗っている。
シンボリックリンクで様々な辻褄を合わせているため、普通の感覚でいると
再起動時に設定が消えていたなどということが頻繁に起こるため要注意。

まず結論から書くと、以下の構成となる。
※動作は確認済み

・Apache Http Server
Phusion Passenger 3.0.0
・MySQL
Ruby 1.9.2-p320
Redmine 2.3.4

※特に Passenger と Ruby のバージョンを指定したことには理由があり
 この組み合わせ以外では Passenger のコンパイルが成功しない
 ・Passenger 3.0.0 以外 → Passenger のコンパイルに失敗
 ・Ruby 2.x.x → Ruby の make に失敗 
 ・Passenger 3.0.0 + Ruby 1.9.3 → インストールには成功するが接続時にエラー

上記の内、TS-220 には標準で下記がインストール済みである。

・Apache Http Server(Customized)
・MySQL
・Ruby

Apache Http Server および MySQL はそのまま利用することにする。
Ruby は Redmine が対応していないバージョンのため、標準のものには手を加えずに
残すものとする。

NEXT: Redmine on TS-220 (2) ビルド環境の構築

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