とある分厚い本を読了。
海の向こうの技術はやっぱり凄いわ・・・。
直接関係はないがメモリー関連の本が欲しいなと物色したら
省メモリプログラミング―メモリ制限のあるシステムのためのソフトウェアパターン集
というものがあったので購入し読了。
非常によくまとまった良書と感じた。
続けてガベージコレクションに興味が沸く。
というのもGCについては上辺程度のことしか知らない。
Androidの場合だとDalvikさんがよろしくやってくれるので最低限のことしか気にしていなかったが
そもそものコンセプトであるメモリ管理に煩わされなくていいよと言われて、はいそうですかというのも
やっぱり気持ち悪い。
そんなわけで取っ掛かりとして
ガベージコレクションのアルゴリズムと実装
を購入しざっくり読了。
非常に分かりやすい解説でアルゴリズムはすんなりと頭に入った。
ただ、実装すると仮定した場合のルートについては理解が不十分なのでメモ書き。
■ヒープ
これはアロケータも含めての話となるのでルートとすることは簡単。
■スタック(関数の引数とかローカル変数)
GC初期化~直前のローカル変数のアドレス間を操作。
■レジスタ
GC直前にアセンブリかsetjmpでレジスタ取得を行い操作。
環境依存を考慮すると後者が一般的。
スタックとレジスタについては若干悩んだが、
・GCは不要とされるオブジェクトを破棄する
・GCされることで実行コード(スタックやレジスタ)に影響があっては困る
という点から、スタックやレジスタが有効とされるアドレスを参照しているならば
GCには破棄させないということで操作については納得した。
グローバル変数については気になることが色々あるのでオープンソースな実装を読んでいる。
Rubyの場合はrb_gc_register_addressで内部で保持するリストに登録してる感じのようだ。
C/C++ネイティブなものも知る必要があるのでBoehmGCも併読。
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